シネマ③④戦争、そしてオリンピック
いよいよ明日に迫りました、
優秀映画鑑賞会
わたむきシネマの森
続きまして、上映作品をご紹介します
『東京オリンピック』
※写真は白黒ですが、映画はカラーです
1964年(ちょうど47年前)の10月、アジアで史上初となるオリンピックが開催されました。
これは、その模様を収めた記録映画です
しかし、単なる記録映画に収まらないのが市川イズム選手の鼓動、肉体、汗、息遣い、それを観る観衆など、様々なカメラ機材をフル活用し極めて芸術性の高い仕上がりになっており、「記録映画か、芸術か」という論争をも巻き起こしたといいます
しかし、その出来は
12億円(!)という興行収入や、カンヌ国際映画祭にて国際批評家賞受賞を受賞するなどの結果が表しています。
映画は冒頭、広島を走る聖火ランナーも映します。平和公園にて、子どもからお年寄りまでが、目を凝らして聖火を見つめるシーンは何とも印象的です。
戦後の復興を世界中に示した東京オリンピック、日本中が大熱狂した10月の記録をぜひご覧ください。
そして、最後の4本目
『野火』
※この作品は、4本中唯一の白黒映像となります
舞台は第二次世界大戦末期、フィリピン・レイテ島。
大岡昇平による同名小説の映画化です。
食糧難により戦隊にも病院にも居場所がなく、山中をさまよう主人公、田村一等兵(船越英二)を通じて、
戦争という極限状態に追い込まれた人間の姿を描きます。
そしてラストシーンにて、タイトルの意味がわかりハッとさせられます
映画の上映順は前後しますが、この『野火』という戦争時代を経て『東京オリンピック』の時代に至ると思うと、戦後復興の底力を感じさせられ、感慨深いです。
『東京オリンピック』の上映は午後3時20分から、
『野火』の上映は午後6時20分からです
他の作品など、詳しくはコチラをどうぞ
わたむきシネマの森
チケット(なんと
500円)は当日券もあります!
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