【開催中】本田光明 和子「木と花」ふたり展
皆さん、こんにちは
昨日家の近くで秋の七草の「萩の花」を
見つけました。
もうすっかり秋ですねえ
さて、現在わたむきホール虹の
美術ギャラリーでは、
自然の草花や木を使った、
優しく、心温まる展覧会が開催されています。
本田光明 和子
「木と花」ふたり展
「自然の恵みに感謝して…
ふたりそれぞれの想いのままに…」
9月5日(木)~9月22日(日)
押し花作家の和子さん、
そして自然木を使った家具作りを手がける
光明さんご夫妻によるふたり展。
お二人の作品が置かれた会場は、
何とも言えない落ち着いた優しい雰囲気で
満たされています。
例えて言えば、北海道や長野県にある
素敵な高原のギャラリーにお邪魔したよう。
今回の展示について
奥様の和子さんにお話を伺ってみました。
「このふたり展は、何年も前から
やりたいと思っていたものなんです。
今回初めて夢が叶ったというか」
この素敵なふたり展は、
いったいどのような経緯を経て実現したのでしょうか。
まず、奥様の和子さんが23年前に押し花をはじめ
6年後に教室を開かれました。
押し花教室と同時期に、
押し花のための開放型ギャラリーを作り、
その際、台などを自ら制作されたのがきっかけで
光明さんが木工を手掛けるようになります。
(和子さんの押し花絵。近づいてみると、花の小ささ、そして1本ずつが美しく押し花にされてされていることに驚きます)
(光明さんが制作された椅子。背もたれの穴はもともと開いていたものです。穴も虫食いもそのままに活かすのが光明さん流)
しかしその後は別々に制作活動をしていたお二人。
和子さんには「いつかふたり展を」との思いが
あったそうです。
その思いが今回のわたむき美術ギャラリーで
結実したとのこと。
―本当に、木の家具と押し花作品の調和が素敵ですね。
「そうですね、押し花だけならどうしても
印象が弱くなってしまいますが
木の家具に支えられることにより、
全然違うものになりますね」
(お二人で作った一つの作品「野の花のイーゼルチェア」。あまりされることがないという貴重な合作です)
また、お二人に共通するのは、
「植物」の美しさをなるべくそのままに
作品の形にして閉じ込めている点。
小さな草花を
「花絵の具」と呼び、
自ら畑で常時40~50種類ものハーブ、また
その時々の1年草を育て、
丁寧に押し花にしていく和子さん。
自然木のフォルム、
うろや虫食いも含めたありのままの形を
丈夫で温かみのある家具に作り変える光明さん。
(作品同士が「調和」するのは、醸し出す空気感が似ているからでしょうか…)
まさに、今回の展覧会タイトルに添えられたコメント
「自然の恵みに感謝して…
ふたりそれぞれの想いのままに…」
の言葉の通りです。
でもその「それぞれの想い」は
どこか深いところでひとつに繋がっているように
感じられますよね。
通りがかるお客様が必ず「素敵」という言葉を
残して行かれる今回の展覧会。
おすすめです!ぜひご来場ください。
(9月17日(火)18日(水)は休館日です)
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