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【日野町町民会館わたむきホール虹】を
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 › わたむきホール虹ブログ › 2013年09月

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Posted by 滋賀咲くブログ at

2013年09月29日

【開催中】仁志出 孝春 アクリル画展

みなさん、こんにちはmomiji
秋の風が心地いいこの頃、
耳を澄ますと虫の声が綺麗ですiconN07

さて、わたむき美術ギャラリーで
新しい展覧会がはじまりました。

仁志出 孝春 アクリル画展
「心に残る風景展」
9月26日(木)~10月13日(日)


仁志出さんのアクリル画は、
現実の風景を描いた風景画です。
しかしその独特の色使いと驚くほど緻密な線、
そして確かな画面構成によって、
現実にはない風景を見ているような気持ちになります。
仁志出さんご本人に、
この個性的な作風についてお伺いしました。


(仁志出孝春さんです!)

-この描き方は、絵を始めた30年前から同じですか?

「はい、ずっとこうです。特に習ったわけではなくて。
実はイラストレーターになりたかったんですね。
30年前によくあったイラストの描き方って、
こんな感じだったんですよ。
色をベタッと塗って、線で区切って・・・という。」



(最も古い作品「京都タワー」。
「これだとイラストっぽさがよくわかりますよね」と仁志出さん。
会場内の閲覧用ファイルで観ることができます。)


なるほど。しかしどうしても惹きつけられるのは
“イラスト”という軽やかな言葉とは対照的に思える
手描きの線の細かさです。
描くのにどれだけのエネルギーが要るのでしょう。

-例えばこの「仰木の棚田」を描いた絵、
これは完成までにどれだけかかるのでしょうか。


「まず風景に出会い、写真に撮ります。
写真をもとに画面を自己流で何回も分割して
分割したパートごとに描いていきます。
線をボードに写し、ボールペン等でなぞり、
最後に色をつけます。
ほとんどの作品は、
描くだけの作業なら1か月くらいですね」


分割した画面にひたすら線を入れ、色を塗る。
そこに没頭している時間は無心で、
何も考えていない、という仁志出さん。
しかし仁志出さんが絵を始めた30年前とは違い
最近は複雑なイラストレーションもパソコンで
自在に描ける世の中になりました。

そんなことを思いながらお話を伺っていると
仁志出さんがふと、印象的なひと言を仰いました。

「“必死感”は、絵に出ますから」

-…“必死感”ですか?

「ええ、全力で、一生懸命に描く。
少しでも手を抜いた気持ちでやると、
絵に出てしまうんです。
年齢を重ねるほど、それがわかってきました」



(「近くで見ると、“あら”がわかっちゃうでしょ」と仰る仁志出さんですが
線の一本一本がひたむきに描かれた痕跡を感じ、心を打たれます)


完成度が高く、
イラストレーションの手法により洗練された、
一見「クール」にも見える仁志出さんの作品。
しかしご本人の口からは、
「ハートの熱さ」を感じる言葉が
次々と飛び出してきます。

(会場に並んだ作品を見て)
「あと何かが欠けてると、自分では思うんですよね。
それが一体何なのかわからないけど、
手探りで探していく。
だって、答えがすぐわかったら、
人生面白くないじゃないですか!face02


(会場に来られるお客様にメッセージを)
「この絵を見てもらって、
元気になってもらいたいんです。
“明日、自分も何かやろうかな”
という気になってくれたらいいなあkao05



(東大寺の正門と、外国人観光客を描いた作品。
金色で線が描かれています。何だか楽しそうな光景です)


一生懸命に線を描き、そして色を塗るということ。
考えてみると、「線」は、人と人の縁や、
場所と場所をつなぐ道を表すものです。
人間の体の中を巡る血管も「線」。
「線を描く」ことは、もしかしたら、
“生命力”や“喜び”に通じることなのかもしれません。
エネルギーに満ちた、
仁志出さんのお話を伺って感じました。

そういえば、仁志出さん、
こんなことも仰っていましたよ。

「僕、こういう絵を描くんですが、
実はO型で、わりと大ざっぱな性格なんですよkao10


素敵な展覧会です。
ぜひ会場で仁志出さんの作品をご覧になり、
たくさんの元気を受け取ってくださいね!

(10月1日(火)・4日(金)・8日(火)は休館日です)  


Posted by わたむきホール虹 at 08:47Comments(2)美術ギャラリー

2013年09月12日

【開催中】本田光明 和子「木と花」ふたり展

皆さん、こんにちはiconN08

昨日家の近くで秋の七草の「萩の花」を
見つけました。
もうすっかり秋ですねえmomiji

さて、現在わたむきホール虹の
美術ギャラリーでは、
自然の草花や木を使った、
優しく、心温まる展覧会が開催されています。

本田光明 和子
「木と花」ふたり展
「自然の恵みに感謝して…
ふたりそれぞれの想いのままに…」

9月5日(木)~9月22日(日)



押し花作家の和子さん、
そして自然木を使った家具作りを手がける
光明さんご夫妻によるふたり展。
お二人の作品が置かれた会場は、
何とも言えない落ち着いた優しい雰囲気で
満たされています。
例えて言えば、北海道や長野県にある
素敵な高原のギャラリーにお邪魔したよう。

今回の展示について
奥様の和子さんにお話を伺ってみました。

「このふたり展は、何年も前から
やりたいと思っていたものなんです。
今回初めて夢が叶ったというか」


この素敵なふたり展は、
いったいどのような経緯を経て実現したのでしょうか。

まず、奥様の和子さんが23年前に押し花をはじめ
6年後に教室を開かれました。
押し花教室と同時期に、
押し花のための開放型ギャラリーを作り、
その際、台などを自ら制作されたのがきっかけで
光明さんが木工を手掛けるようになります。



(和子さんの押し花絵。近づいてみると、花の小ささ、そして1本ずつが美しく押し花にされてされていることに驚きます)


(光明さんが制作された椅子。背もたれの穴はもともと開いていたものです。穴も虫食いもそのままに活かすのが光明さん流)


しかしその後は別々に制作活動をしていたお二人。
和子さんには「いつかふたり展を」との思いが
あったそうです。
その思いが今回のわたむき美術ギャラリーで
結実したとのこと。

―本当に、木の家具と押し花作品の調和が素敵ですね。

「そうですね、押し花だけならどうしても
印象が弱くなってしまいますが
木の家具に支えられることにより、
全然違うものになりますね」



(お二人で作った一つの作品「野の花のイーゼルチェア」。あまりされることがないという貴重な合作です)

また、お二人に共通するのは、
「植物」の美しさをなるべくそのままに
作品の形にして閉じ込めている点。

小さな草花を「花絵の具」と呼び、
自ら畑で常時40~50種類ものハーブ、また
その時々の1年草を育て、
丁寧に押し花にしていく和子さん。

自然木のフォルム、
うろや虫食いも含めたありのままの形を
丈夫で温かみのある家具に作り変える光明さん。


(作品同士が「調和」するのは、醸し出す空気感が似ているからでしょうか…)

まさに、今回の展覧会タイトルに添えられたコメント
「自然の恵みに感謝して…
ふたりそれぞれの想いのままに…」

の言葉の通りです。
でもその「それぞれの想い」は
どこか深いところでひとつに繋がっているように
感じられますよね。

通りがかるお客様が必ず「素敵icon12」という言葉を
残して行かれる今回の展覧会。
おすすめです!ぜひご来場ください。
(9月17日(火)18日(水)は休館日です)









  


Posted by わたむきホール虹 at 13:03Comments(0)美術ギャラリー

2013年09月06日

中孝介コンサート、いよいよ明日!

皆さん、こんにちはicon01
私は今年の夏、わたむきホール虹でお世話になっている
実習生のOですぺんぎん
どうぞ、よろしく<(_ _)>

さて、いよいよ明日9月7日!
中孝介さんの全国ツアー
中孝介 全国コンサートツアー 『もっと日本。』atari
がわたむきホール虹で開催されます\(´▽`)ノ

「地上で、最も優しい歌声」
と言われている中孝介さんが
なんと、この日野町に来られます!!
私も何度も歌声を聴いたことがありますが
とても癒されますよiconN11

チケットはまだあります!
当日券もありますよー(^^)/

開場15:00
開演15:30


ぜひ、その歌声を聴きにきては・・・(^^)?

以上、実習生のOでしたぺんぎん



  


Posted by わたむきホール虹 at 16:51Comments(0)中孝介