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【日野町町民会館わたむきホール虹】を
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 › わたむきホール虹ブログ › 2014年01月23日

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Posted by 滋賀咲くブログ at

2014年01月23日

【開催中】 藤永覚誠 水彩画展

みなさん、こんにちはface02
「大寒」という言葉の通り、連日の雪icon04
雪景色は綺麗でいいのですが、
足元は気をつけないといけませんよねkao08
怪我や事故のないように過ごしましょう!

さて、わたむきホール虹の美術ギャラリーでは、
新たな展覧会が開催中です。

藤永覚誠 水彩画展
~麻紙(まし)に水彩、墨による
色面構成の抽象画~

1月16日(木)~2月2日(日)


今、わたむき美術ギャラリーは、
まるで現代美術館のような趣きになっています。
お客様やスタッフが賑やかに行き交う事務所前に
ありながら、
ここだけエアポケットのように静謐な空間。




透明感溢れる色の重なり合いだけで
構成された抽象画が、
絵の大きさや色の組み合わせを変えて
いくつも並んでいるのです。

この作品群に囲まれると、
時間の流れかたが変わるような感覚をおぼえます。

作者はこの方、
藤永覚誠(ふじなが かくしょう)さん。



お寺のご住職をなさる一方で、
画家としても活動されています。


今回出展いただいた藤永さんの作品、
作品そのものの印象はもちろん
作品を制作する技法も、
非常にユニークなもののようです。

麻紙(まし)にうすく溶いた絵具を
何回も塗り重ねた後に、
最終工程では紙をひっくり返して仕上げ。
そこで生まれる偶然性を生かし、紙の裏側に
突き抜けた色彩を見せるのだとか。




実は、今回作品を会場に展示する際も、
藤永さんは、スタッフに
「どの色の組み合わせで並べようか」
「この絵は、どっちを上にして飾るほうがいい?」
と訊ねながら、
レイアウトを決めておられたのです(!)

展示会場でご自身の作品を見た印象、
そして会場スタッフの直感までも、
『偶然性』の面白さとして取り入れてしまう
その柔軟さに驚かされました。
まるで作品の展示を、パズルのように
楽しんでいらっしゃるようでした。




「“抽象画”は、いったい何が描いてあるか
わからないから苦手」

そう思われる方は少なくないかもしれません。
個人的な思いですが、抽象画を見るときは
特に何かを「わからなくてもいい」気がします。
ただ単純に、色が綺麗と感じたり、
形を面白いと思ったり。

日常には「ルール」や「意味」が
当然のごとく溢れ、またそれは生きるために
とても大切なものですが、
アートという、非日常のものに触れるときは
ちょっとだけ「意味」から解放されても
いいのではないでしょうか。
それはきっと心躍る、楽しいことに違いありません。



まずはぜひ、わたむき美術ギャラリーの
藤永さんの作品にふれて、
“日常”を越える小さな冒険を楽しんでみませんか?kao10

(1月28日(火)は休館日です)










  


Posted by わたむきホール虹 at 09:32Comments(0)美術ギャラリー